睡眠の知識を身につけて健やかな生活を手にいれよう

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腰の負担を開放してくれる睡眠

人間は二本足歩行をするようになってから、肩こりと腰痛に悩まされるのはいわば運命的なものだったと言えるかもしれません。というのも二本足で生活をすれば、重たい頭を腰で支える形になります。つまり日常意識していない所で、私たちは腰に大きな負担を強いているのです。

 

睡眠は、この腰にかかる大きな負担を解消する重要な時間です。眠ることで私たちは体を横にして、腰から頭の重みの負担を開放できるためです。腰痛予防や対策をするためには、いかに睡眠をとることが大事かがお分かりになるでしょう。

 

腰の負担を開放するための寝返りは重要

私たちは眠っている間、無意識のうちに寝返りをしています。床に入った時と朝起きたときの位置や姿勢が大きく違っていることもあるでしょう。この寝返りですが、体の歪みを矯正するために欠かせない行為とされています。

 

もし眠っている何時間もの間、床に就いたときと同じ姿勢を続けているとまず血行が滞ります。たとえば仰向けで眠っている場合、背中側にずっと体重の圧力がかかります。そうなれば、背中の周辺の血管は常に圧迫されているような状況となって、どうしても血液の流れが悪くなります。

 

また寝返りを打たなければ、筋肉を眠っている間一切動かさないことになります。となると筋肉が緊張してしまいやすくなり、それが腰の部分で起きると腰痛になってしまいます。寝返りを寝ている間何度も打つことで、血管の圧迫を開放してやり、なおかつ筋肉を動かすことで筋肉のこわばりを解消できるわけです。

 

理想的な睡眠時間とは?

「しっかり眠ったはずなのに何か頭がすっきりしない」とか「あまり寝ていないけれどもしっかり頭が働いている」といった経験をしたことはありませんか?実は理想の睡眠時間は人によってかなりまちまちであると言われています。ショートスリーパーといって6時間未満の睡眠でも大丈夫という人もいれば、10時間以上睡眠しないと体の疲れの取れないロングスリーパーの方もいます。

 

自分にとってベストの睡眠時間を知りたいと思うのであれば、時間を少しずつずらして寝起きの良さを自分で比較することが大事です。ただし目安といわれているのは、6時間半から8時間の間・7時間前後とされています。

 

日本とアメリカで大規模調査が実施され、睡眠時間と死亡リスクの関係についてのデータがあります。その中で、日中に過度の眠気に襲われない、ある程度頭がクリアな状態は6時間半から8時間の間という結果が出ました。ですから特別他にやることがなければ、7時間前後は睡眠時間を確保できるようなスケジュールを組み立てることが大事なのです。

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